越前岬

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東京・荻窪 「酉の」さんへ訪問

7月12日の日本酒フェスティバル終了後、荻窪にある炭火焼鳥「酉の」さんへお邪魔しました。

荻窪 「酉の」

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予め、日本酒フェスティバル終了後にお伺いする旨を伝えていたので、到着が21時を回っていましたが、カウンターの2席をご用意頂いていました
岩手の南部鶏を紀州備長炭で焼き上げるという絶品の串物はさることながら、店主自ら厳選した50種類を超える地酒の数々・・・には圧巻です  そして、左隣で飲んでいるお客様も右隣で飲んでいるお客様も、目の届くカウンターのお客様全てが日本酒を飲まれています。
このような光景に嬉しいというより、正直目が点になりかけた自分に反省せねばなりません。

最近、飲食店様を訪問するとお客様が、お酒を飲んでくれなくなったという声をよく耳にします。飲酒運転の問題、健康志向、若者の酒離れなど様々な要因があるのでしょう。
しかし、美味しい料理を食べれば、自然と美味しいお酒が飲みたくなるし、その逆も然りです。
お客様に心のゆとりを持たせるホッとした空間。こだわりの鶏料理が食べられて、厳選した地酒を飲む。。『何か心から満足したわ〜』そんなお客様の反応が聞こえてきそうです。
美味しい料理を作るため試行錯誤を重ね、幾種類もの地酒を飲んで研究されたのでしょう。
そういうお店であればこその光景のように思います。

料理の内容も、時にはお酒を引き立てるようなものもあって、お店の地道な努力を感じました。
このようなお店にお取扱い頂いて、本当に幸せに思いました。
時間が無く、僅かな滞在時間でしたが、今度はゆっくり来たいお店です。

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「酉の」さんでは、越前岬のお酒を季節に応じて、お取り扱い頂いています。20年度醸造分は完売してしまい蔵元にも無いお酒「特別純米無濾過生原酒」をお楽しみ頂ける唯一のお店です。
4月に取扱酒販店様の在庫が無くなりかけた際、残りの在庫を全て取り置きでお買い求め頂きました
8月発売の「特別純米酒火入瓶貯蔵」も宜しくお願い致します。


日本酒フェスティバル前日は、地酒専門店「鈴傳」斉藤さんにお声掛け頂き、神奈川・相模灘さん、埼玉・花陽浴さん、栃木・杉並木さん、長野・豊賀さんと蔵元交流をさせて頂きました。

多くのお客様や蔵元様とお話し、有意義な東京遠征でした。

日本酒フェスティバル IN東京

7月12日(日)に、東京プリンスホテルにて

「日本酒フェスティバル」が開催されました。

川島日本酒フェスたて 川島会場


このイベントは、酒縁川島さんと言う銘酒お酒と美味しい食べ物甘エビのお店のご主人・川島孝夫さんを中心とした、川島酒縁の会・日本酒伝承の会が主催となって開催されているものです。
当蔵も昨年より参加しておりますが、今年は当蔵も含め、59の蔵元さんが集まり、それ以外にもお酒のみの出品が68の蔵元さんからありました。

毎年、昼・夜の2部制で、全国から多くの酒蔵と、お客様が集まります。
また、この会は、出品酒の酒類や数量の制限が無いため、当蔵からは今回も通常の市販酒の他に、限定酒や出荷前のお酒などを出品しました。多くのお客様からの色々な意見を聞くことができて、大変勉強になります。そして、普段はメールや電話でのやり取りとなってしまう方々と直接お会いできるのが楽しみの会でもあります


当蔵は、私と弟との二人で会に出席、川島接客?
沢山のお客様との出会いがありました[emoji:v-352][emoji:v-411][emoji:v-353]

わごころ放浪記 IN 鹿児島 PART2

6月30日、どんよりとした曇空。昨晩からお世話になった富屋旅館を後にし、隣にあるホタル館[emoji:v-470]・富屋食堂を訪れました。

ホタル館・富屋旅館には特攻の母として慕われた島浜トメさんと特攻兵とのふれあいの遺品や写真等が飾られていました。これらを見ながら島浜トメさんが生涯をかけて伝えてきた彼らの思いをゆっくり考えることが出来ました。

富屋食堂

その後、知覧武家屋敷刀を訪れました。江戸時代、薩摩藩では領地を外城と呼ばれる113の行政区画ごとに武家屋敷郡が形成され、その1つがここ知覧の武家屋敷です。
そこには、敵の侵入に備え、色々なしかけがありました。加えて、地区内には7つの庭園があり、1つ1つに特徴があり、見応えがあります。
庭園

途中で「あくまき」と呼ばれる、鹿児島の郷土の餅菓子だんごと知覧茶お茶をいただきました。
これは、戦後の保存食として発達し、やがて端午の節句に食べられるようになったそうです。きな粉との相性がバッチリでした。

あくまき


知覧の町を歩いていると、道路わきに清流溝があり、そこには、鯉が泳いでいました。また電柱を取り除いているため、景観[emoji:v-263]も素晴らしかったです。

最後に知覧を訪れてみて感じたことは、ここには古き良き伝統・歴史を守り、それとともに寄り添って暮らしている人々の美しき「わごころ」がありました。

是非、みなさんも1度知覧を訪れてみてはいかがでしょうか[emoji:v-398][emoji:v-236]
溝

わごころ放浪記 IN 鹿児島〜守るべき日本の姿がそこにある〜

前回に引き続き、これから数回に渡り、私、田邊丈路が周遊(・・・と言っても主に蔵元めぐりですが)した様子をお伝えします。冬の造りを終え、夏は毎年旅に出ているのですが、今回は先日の福岡で行われた新酒鑑評会から移動して鹿児島からお伝えいたします

6月29日、正午少し前、いよいよ鹿児島に到着
さすがは「焼酎王国鹿児島」新幹線のホームのエスカレーターを降りると、焼酎バー酒がお出迎えです。

焼酎バー

外は雨も心配しましたが、雨は降っておらず、蒸し暑い天気でした。
バスに乗り、今日の目的地、知覧(ちらん)へ出発です。
鹿児島も、福井と同じで路面電車が走っていました電車。市内を離れると、車窓の風景も徐々に変わり、くねくねした山道を進んでいきます。

峠を越えると、一気に視界が開け、趣のある町並みが現れてきました。ここが知覧です。バスは終点の特攻観音入口に到着。町の空気は柔らかく、暖かいものでした。


ここ知覧は、太平洋戦争時、陸軍の特攻基地が置かれ、末期の沖縄決戦では、多くの若者が爆装した飛行機もろとも肉弾となり、敵艦に体当たりする特攻作戦が行われた場所です。
戦後この地に戦争の悲惨な真実を語り継ぐ場所として、特攻平和会館が建てられました。
中に入ると、外の空気とはまた違う、凛と張り詰めた少し重い空気を感じました。そこには、沖縄決戦時に飛び立った1,036名の隊員たちの遺影・遺品や戦闘機が展示されていました。隊員の方々が、両親や兄弟・妻子に宛てた遺書等は心に深く訴えてくるものがありました。

生と死の狭間に立った10代〜20代の若者の葛藤や、「自分の命を捧げて、愛する人を守り、祖国を守る」と言う強い志。戦後60年を超え、戦争と言う悲劇が薄れていく・・・そんな時代に、平和会館は、戦後生まれの私のような人に、改めて当時のことを教えてくれる、大変貴重な場所であり、自分の心と向き合える場所でした。

その時代時代の思想によって、そこに生きる自分たちの価値判断は変転していきます。
しかし、時代は変われども、変わらぬ思い、伝えなければならない真実は存在し、それを素直に感じなければならないと思います。

当時と今とを繋げる「輪(わ)」が特攻平和会館にはありました。

平和会館  桜並木

第23回 北九州酒仙の会 IN福岡

今回は、田辺丈路がブログで報告させていただきます
6月28日(日) 福岡県の北九州八幡 ロイヤルホテルにてひらしま酒店さん主催の

『全国新酒鑑評会 

金賞酒とオリジナル酒を楽しむ会』


に初参加しました

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全国の金賞蔵の中から今回は25蔵が出席。そして、おおくのお客様が来場し、大いに盛り上がりました

日程としては・・・午後6時〜7時 利き酒 お酒
この1時間は、オールスタンディングで、お客様が自由に全国の90銘柄を超える金賞受賞酒を堪能されました。
福井からは、私どもの「越前岬 吟の雫」の他、宇野酒造場さんの「一乃谷仁兵衛」も出品されていて、共に好評価をいただきました。

午後7時〜 開宴⇒蔵元紹介⇒抽選会⇒閉宴
ここからは先程の隣の会場に移り、着席しての本格的な宴が始まりました。
この会では、参加蔵元がそれぞれ各テーブルにつき、お客様と一緒に自社のお酒を飲みながら、お客様からの質問に答えたり、蔵のPRをしたりとお客様との距離が非常に近い会でした

初の北九州での参加でしたが、九州にはほとんど出荷していない越前岬を九州の方々に飲んでもらえた事、そして何よりもお客様から直接のお声をいただけたのが嬉しい会となりました
ひらしま酒店さん、スタッフの方々…とてもお世話になりました

来年も参加できるよう、精進します

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