越前岬

会社概要

わごころ放浪記 IN 小値賀町

久々のブログ更新となりました
旅と日本酒をこよなく愛する、田邊丈路です
久々の更新…私と言えば…そう
今回、旅の舞台は、長崎県の五島列島北にある小値賀町です。

5月13日〜15日の泊3日で出掛けてきました。
福井から特急・新幹線・フェリーを乗り継いで約11時間
到着した小値賀町はどことなく懐かしさを感じさせる場所でした。

まず1日目は町営船に乗り、小値賀島から約30分の野崎島に向かいました。
野崎島は、昭和40年代までは人々が暮らしていましたが、現在は無人島になっています。
私がこの島を訪れようと思った目的の1つに旧野首教会がありました。

P1010017.jpg

 旧野首教会は、明治41年、教会建築の名工、鉄川与助によって設計・施工されました。
また、彼にとって初のレンガ造りの教会でもあります。
当時は、教会建築が木造からレンガ造りに変わる時期で、創建当時の原形が保たれているため、全国の教会の中でも高い評価を受けているそうです。
現在「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてUNESCOの世界遺産暫定リストに追加されています。

その日、私が船から降り、野生の鹿に遭遇しながらなだらかな山道を歩いて行くと、目の前に現れたのが、旧野首教会でした。
外観は重厚で風格がある建物でした。
静かに中に入ると、外観とは違って、白い壁にステンドガラスから差し込める優しい日差しが足元を照らしてくれました。いすに腰掛け目を閉じると、何とも言えない心地よい時間が流れていくようでした

P1010018.jpg P1010020.jpg



ただ、忘れてはならないのは、この教会にはキリシタンであるが故の迫害を受けながら、過酷な環境の中生き抜いた、キリシタンの人たちの歴史が刻まれているということです。今の私たちには、当時の人々の気持ちを受け止めることは容易ではありません。
それでも、小値賀の人たちは、皆この教会とここに暮していた人々の思いを後世に伝えるべく頑張っています。

世界遺産になれば、当然、今より観光客が増えるでしょう。しかし、ここに訪れる私たちがしっかり島のルールを守り、島の人たちの志を受け止めなければならないと強く感じました。
 教会への山道も決してきれいに舗装されているわけではありません。昔と変わらない手つかずに残る道があるだけです。それがこの島(野崎島)なのです。
私は、そのことがとても素晴らしく思いました。

 人は、自分の都合や利便性を求めるあまり、多くの自然を失いました。
しかし、この島には、とても魅力的な自然の豊かさが残っています。
ここに居ると、人間を自然が包み込む、自然の偉大さを改めて感じさせられました。


この日は、何かあったかい気持ちで、野崎島を後にし、小値賀島へ帰りました

関連する記事

新しいお便り

カテゴリー

昔のお便り