越前岬

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わごころ放浪記 in熊本

わごころ放浪記2日目は熊本県の玉名市に行ってきました。

玉名市といえば、熊本ラーメンの元祖と呼ばれるおいしい「玉名ラーメン」が有名です。

玉名ラーメンを食べた後、風情ある町並みを散策。

私が行った玉名市高瀬地区は江戸時代、水運の発展から肥後米40万俵のうち20万俵が、
高瀬御蔵に集積し、天下の台所と呼ばれた大阪の堂島に積み出されていたそうです。


現在も最大積み出し跡地の「俵ころがし」や御蔵跡等が残り、港町として活気あふれていた面影を残しています。


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また、川沿いには古き趣きを携えた石段や、美しいアーチを描く眼鏡橋が架かっています。
これからは、花しょうぶが見頃を迎え歩く人を楽しませてくれそうです。



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そんな歴史有る玉名市に越前岬の取扱い店「下川酒店」さんがあります。
お店を伺うのは初めてでしたが、取引を開始する際にご夫婦とはお会いしていて久しぶりの再会でした、。

23BYの造りと出来たお酒のお話やラベルについての要望、越前岬を飲んだお客さんの声などいろいろなお話ができました。

その後、車で宮本武蔵が籠って「五輪の書」を書いたといわれる霊巌洞に連れていっていただきました。
静寂に包まれていて神秘的なところでした。

福井には佐々木小次郎が「つばめ返し」を身につけたといわれる一乗滝があり、
なにか熊本と福井の縁を感じる1日でした。



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春の便り

10日、福井で桜の開花宣言がありました。
昨年より3日遅く、平年と比べると7日遅いそうです。

今週末は「ふくい春まつり」の越前時代行列があり、
ちょうど桜の見頃とかさなりそうで楽しみです


さて、同じ日金沢で「金沢国税局・酒類鑑評会」の表彰式がありました。

今年福井県では、8蔵が優等賞に選ばれ、私共も昨年に引き続き高い評価をいただきました

今後も飲んでいただいた方々の記憶に長く残る良質な酒を造ってまいりたいと思います。



そして、もう1つお知らせがあります。

今月の21日(土)に人形町のきく家はなれで開かれる利き酒会に
「越前岬」も参加させていただきます。

この会は、毎年秋に開催されているのですがとても好評で
今年は春も開催することになりました。

会を重ねるごとに来場者も多くなり会自体もレベルアップしています。

今回は出来たばかりの生原酒の他、滓酒やちょっと変わった蔵の隠し酒も出品予定でいます。
是非、ご参加ください。

と き:4月21日(土) 15:30〜19:00        
         ご予約不要  時間内のお好きな時間に起こしください。

ところ:人形町 きく家はなれ 2F
        東京都中央区日本橋人形町1丁目5-2


会 費:3000円(税込)
*日本酒の会ですので、未成年の方はご入場いただけません。
*自転車、バイク、お車でのご来場はご遠慮下さい。
*飲食物の持込はご遠慮下さい。
           

近況報告

今日は二十四節季の1つ大寒です。

この大寒の時期に仕込むのが越前岬の最高峰「吟の雫」になる醪です。


極上のお酒にするため原料米の洗米にはじまり麹つくり、酒母つくり、醪の温度管理にいたるまで、ぎりぎりの極限に挑戦しています。

杜氏さんはじめ蔵人さん皆さん気合いが入ってます

今年も期待してお待ちください



そして、来週は12月に仕込んだ越前岬の定番酒純米吟醸「雪舟」と純米酒「純一絵」の醪を搾る予定でいます。

現在純米吟醸が27日目、純米が23日目の醪になっています。

ここまで引っかかることもなくともに順調に経過しています。
ほぼ狙い通りの酒質になりそうです。

こちらもお楽しみに。

いま、全国的にインフルエンザが流行っています。皆さん体には十分お気をつけ下さい。

2012年のはじまり

新年あけましておめでとうございます。

本年も越前岬をどうぞよろしくお願いします。

さて、福井の年明けは天気も大崩れすることなく、比較的穏やかな3日間でした。
今年1年もこんな平穏な年であればいいですね。


酒造りは、今日が今年の「初洗い」でした。


そして、いよいよ大吟醸仕込みが始まります。

今シーズンも越前岬ファンに満足していただけるよう精進してまいります。

良いお年を・・・

もうすぐ2011年が終わろうとしています。

昨日で酒造りは、少しばかりお休みです。

今年も多くの皆様に越前岬を飲んでいただきありがとうございました。

越前岬を通して多くの方と知り合うことができ、
そのひとつひとつが自分にとっての財産となりました。



今年は、東日本大震災や台風被害があり、
また海外に目を向けてもニュージーランドやトルコで
大きな地震が起こり、タイでは洪水が起こったりと自然災害の多い年になりました。

自然と共存していく大切さ、人と人とのつながりの大切さなど多くのことを学び考えさせられた一年でした。


迎えます年が皆様にとって幸多き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

出張報告 その2 千葉

21日、22日と千葉県で蔵元囲む会を3つ行いました。

まず、21日は幕張にある「越中懐古」という富山料理をメインにしたお店で行いました。

この会では、6種類のお酒を出品しました。
その中でも、純吟の中取り生原酒やおり酒といった味のしっかりしたお酒が好評でした。
また、料理も大変おいしくお刺身や脂ののったブリしゃぶが特に最高でした[emoji:v-218]



22日は、昼に小田商店さんのサロンで「越前岬を楽しむ会」を開きました。
お店での会はこれで3回目になります。
小田社長は毎年、蔵元にもお越しになるほど、とても熱心な方で、
自分の確たるビジョンを持ち行動されているので私自身学ぶ面が多い方です。

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今回は、過去2回と違い特にテーマを決めずフリートークで参加者の日本酒に対する
疑問・質問に答えるという感じで行いました。

答えるのに難しい質問も多く大変でした・・・
この会を通じて、自分は、当然消費者もわかっているだろうと思ってたことでも
実際は、そうではないんだと知る良い機会になりました。
もっと消費者側の立場に立ち、日本酒を伝えていかないといけないと思いました。


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その夜は、蘇我にある「蛙人。」(ケロット。)で蔵元囲む会を行いました。
当日お店は貸切で大勢の人にご参加いただきました。

この会では5種類のお酒を出品し、希望者には、お燗もつけました。
そこで、私の好きな「吟の雫」のひと肌燗も飲んでもらいました。

幅広い年代の方が集まり、皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。
最後には、越前岬の前掛けを賭けたじゃんけん大会をして盛り上がりました[emoji:v-352]


3つの蔵元囲む会を通していろいろなご意見・ご感想を聴くことができ実りある2日間になりました。

わごころ放浪記 IN 小値賀町

久々のブログ更新となりました
旅と日本酒をこよなく愛する、田邊丈路です
久々の更新…私と言えば…そう
今回、旅の舞台は、長崎県の五島列島北にある小値賀町です。

5月13日〜15日の泊3日で出掛けてきました。
福井から特急・新幹線・フェリーを乗り継いで約11時間
到着した小値賀町はどことなく懐かしさを感じさせる場所でした。

まず1日目は町営船に乗り、小値賀島から約30分の野崎島に向かいました。
野崎島は、昭和40年代までは人々が暮らしていましたが、現在は無人島になっています。
私がこの島を訪れようと思った目的の1つに旧野首教会がありました。

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 旧野首教会は、明治41年、教会建築の名工、鉄川与助によって設計・施工されました。
また、彼にとって初のレンガ造りの教会でもあります。
当時は、教会建築が木造からレンガ造りに変わる時期で、創建当時の原形が保たれているため、全国の教会の中でも高い評価を受けているそうです。
現在「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてUNESCOの世界遺産暫定リストに追加されています。

その日、私が船から降り、野生の鹿に遭遇しながらなだらかな山道を歩いて行くと、目の前に現れたのが、旧野首教会でした。
外観は重厚で風格がある建物でした。
静かに中に入ると、外観とは違って、白い壁にステンドガラスから差し込める優しい日差しが足元を照らしてくれました。いすに腰掛け目を閉じると、何とも言えない心地よい時間が流れていくようでした

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ただ、忘れてはならないのは、この教会にはキリシタンであるが故の迫害を受けながら、過酷な環境の中生き抜いた、キリシタンの人たちの歴史が刻まれているということです。今の私たちには、当時の人々の気持ちを受け止めることは容易ではありません。
それでも、小値賀の人たちは、皆この教会とここに暮していた人々の思いを後世に伝えるべく頑張っています。

世界遺産になれば、当然、今より観光客が増えるでしょう。しかし、ここに訪れる私たちがしっかり島のルールを守り、島の人たちの志を受け止めなければならないと強く感じました。
 教会への山道も決してきれいに舗装されているわけではありません。昔と変わらない手つかずに残る道があるだけです。それがこの島(野崎島)なのです。
私は、そのことがとても素晴らしく思いました。

 人は、自分の都合や利便性を求めるあまり、多くの自然を失いました。
しかし、この島には、とても魅力的な自然の豊かさが残っています。
ここに居ると、人間を自然が包み込む、自然の偉大さを改めて感じさせられました。


この日は、何かあったかい気持ちで、野崎島を後にし、小値賀島へ帰りました

いよいよ



明日から東京での物産展が始まります!
と言うことで…只今東京への電車の中で仮眠中です(__)。

今回の二年振りの出展、越前岬独特のお酒とともに今の時期オススメの逸品ももちろん持参します♪

先日、『ためしてガッテン』でも話題となった酒粕!
そして、今年の搾りたて〜初生 うぶ〜!!

是非、会場にてお確かめ下さいませ(^0^)/

☆『福井県 越前若狭の物産と観光展』
☆1月27日(木)〜2月1日(火)
☆京王百貨店 新宿店7階
☆午前10時〜午後8時
☆(最終日は午後5時閉場)

福井県物産展



寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて!いよいよ今年も物産展の季節となりました(*^_^*)
まずは今年度は東京京王百貨店さんでの出展から始まります!!

『福井県 越前若狭の物産と観光展』の日程は、

1月27日(木)〜2月1日(火)
京王百貨店 新宿店7階
午前10時〜午後8時
(最終日は午後5時閉場)

で開催されます。
健康長寿の福井県の京王百貨店さんでの物産展は、お蔭様で15回目を迎える事ができました♪
今回も越前岬イチ押しのお酒と酒粕等を持参しますので、ぜひぜひお立ち寄り下さいませm(__)m

東京・オムチャントーン

こんにちは[emoji:v-237]まだまだ旅の途中です…丈路です[emoji:v-411]

今回も引き続き、イベントのご報告です。
10月5日は、日本橋・富沢町にある「オムチャントーン」というお店でイベントを行いました。
今回のイベントでは、越前岬の史上最多となる10アイテムが一挙勢揃い。見るだけでも圧巻な光景です。

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そして、下町風情の残る店の外では、旬のさんまを炭火で焼いていて、何とも言えな良いにおいが歩く人の足を止めていました。


今回のイベントの目玉は、なんと…[emoji:v-405]僕のトークショーでした[emoji:v-356]
特にお題は無く、終わる時間も決まっていないということだったので、いきあたりばったりで好きな事を話させてもらいました[emoji:v-436]
そして、酒造りのことや杜氏制度のこと、福井についてのこと等、気がつけばあっという間に2時間も話していました[emoji:v-398]

この「オムチャントーン」での参加者の方々は同年代が非常に多く、また、アーティスト系の方がいらっしゃたり、いつもの蔵元を囲む会とは一味違って、ぼくにとっても刺激的で面白い会でした。こういったいろんなシャンルの方々との交流は、日本酒のファンを増やす意味でも、とても良いイベントだったと感じました。そして、日本酒と旬の食材を使った料理、それに加えて心地よい音楽…この3つが一体となったイベントは、老若男女問わず支持されるのではないだろうか[emoji:v-353]と強く思いました。
このように、新しいあり方を知り、僕自身、今回は日本酒の魅力を再発見させてもらいました[emoji:v-290]

最後に…今回、トークショーを聞いて頂いた皆様、オムチャントーンの方々、どうもありがとうございました[emoji:v-436]


尚、福井県民として、今回のイベントで、鯖のへしこと自家製の奈良漬け、福井県のご当地ドリンク「ローヤルさわやか」を持って行きました[emoji:v-290]
思った以上に大好評[emoji:v-433]で、今後も県外でのイベントでは持って行こうと考えています[emoji:v-218]


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